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特集 小児医療における診断・治療の進歩2018
Ⅱ.治療技術
30.食物アレルギー治療最前線
今井 孝成
1
1昭和大学医学部小児科学講座
キーワード:
食物経口負荷試験
,
必要最小限の除去
,
経口免疫療法
,
食事療法
Keyword:
食物経口負荷試験
,
必要最小限の除去
,
経口免疫療法
,
食事療法
pp.1829-1836
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000682
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食物アレルギーの臨床はこの10年で劇的な変化を遂げてきた.とくに “徹底完全除去” から “必要最小限の除去” という除去食の考え方の変化は,患者らの生活の質を大きく押し上げる効果があった.しかし変わらないのは,診断のゴールドスタンダードは食物経口負荷試験であり,積極的に食物アレルギーを治癒に導く薬剤や一般化された方法はないという点である.経口免疫療法はそのリスクなどから,いまだ標準的な治療としては成熟していない.また必要最小限の除去と経口免疫療法の成果から,最近は食事療法と称して段階的に摂取量を増やす指導も行われることが少なくないが,これにも問題点が少なくない.本稿では食物アレルギー診療の根幹にある食物経口負荷試験を概説したうえで,経口免疫療法や食事療法の効果と課題を示す.

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