Japanese
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特集 小児股関節疾患の診断と治療
Perthes病の診断と治療
Diagnosis and treatment of Legg-Calvé-Perthes disease
岡 佳伸
1
Yoshinobu OKA
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科 運動器機能再生外科学,小児整形外科学部門
キーワード:
Legg-Calvé-Perthes disease
,
Containment
,
Hip
Keyword:
Legg-Calvé-Perthes disease
,
Containment
,
Hip
pp.329-336
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003749
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要旨:Perthes病は小児期に発症する大腿骨近位骨端部の阻血性壊死を呈する疾患であり,病因は未だ完全には解明されていない。好発年齢は4~8歳の男児で,跛行と股関節痛が主な症状であるが,膝関節痛などの関連痛で発症することも多い。診断は単純X線像が基本であるが,水腫の評価に超音波検査,壊死範囲の確定や重症度判定にMRI,特に造影MRIが有用である。治療の原則は包み込みを意味するcontainmentと免荷であり,壊死骨頭を寛骨臼内に包み込みつつ圧潰を防ぐことで,時間をかけて球形骨頭の再獲得を目指す。装具療法および手術療法が選択肢であるが,年齢および重症度に基づき最適な治療を選択することが求められる。主に6歳未満では保存療法が主体,8歳以上の重症例では手術療法が推奨される。鑑別に成長痛,単純性股関節炎,反応性股関節炎や骨系統疾患などが挙げられるが,MRIで壊死像を確認することで鑑別できる。

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