Japanese
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特集 整形外科領域における関節リウマチ診療の現状と将来
関節リウマチに対する整形外科手術における周術期薬物治療管理
-―薬物治療の進歩の中で―
Perioperative management of antirheumatic medication in rheumatioid arthritis patients undergoing elective orthopaedic surgery during “treat to target” era
小嶋 俊久
1
Toshihisa KOJIMA
1
1名古屋大学医学部附属病院,整形外科
キーワード:
Rheumatoid arthritis
,
Perioperative management
,
Orthopaedic surgery
Keyword:
Rheumatoid arthritis
,
Perioperative management
,
Orthopaedic surgery
pp.177-181
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001621
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要旨:関節リウマチの薬物治療は大きく進歩し,生物学的製剤の治療においては,安全性についても15年以上の実臨床下での知見が蓄積されてきた。この薬物治療の背景の中で,炎症抑制下で,身体機能向上,より高いQOLを目指す整形外科手術が増加してきている。一方,薬物治療の効果が不十分,もしくは高齢,長期罹病,合併症などで薬物治療の制限もある患者が手術に至ることも少なからず存在する。いずれにしても,現在の治療ストラテジーにおける手術療法は,薬物治療の理解なしにはありえない。個々の症例において,適切な休薬期間を置くなど,周術期薬物治療管理を行い,より安全性を高める必要がある。
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