症例
臀部に生じた微小嚢胞性付属器癌の1例
岡田 佳倫
1
,
横山 智哉
,
尾本 陽一
,
波部 幸司
,
山中 恵一
,
水谷 仁
1三重大学医学部附属病院 皮膚科
キーワード:
臀部
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
皮膚外科
,
Microcystic Adnexal Carcinoma
Keyword:
Buttocks
,
Immunohistochemistry
,
Skin Neoplasms
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.233-236
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017215732
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54歳女性。28年前の出産後より内痔核の既往があり、その約1年後には肛門近傍臀部の硬結を自覚していた。数年前より硬結が増大してきたため、4ヵ月前に近医外科を受診、痔瘻の疑いで切除され、病理組織検査で微小嚢胞性付属器癌と診断後、切除断端陽性のため紹介となった。初診時、左臀部の肛門の3時方向15mm外側に、長さ25mmの線状瘢痕が認められた。局所麻酔下に拡大切除術を行なった。術後6ヵ月現在、再発は認められていない。
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