特集 肺高血圧症診療 up to date最新の知見を診療に活かすために
治す12
肺動脈性肺高血圧症に対する治療薬の最新知見(初期併用療法のエビデンス)
波多野 将
1
1東京大学大学院医学系研究科重症心不全治療開発講座
キーワード:
初期経口併用療法
,
静注/ 皮下注薬を含む初期併用療法
,
atypical IPAH
,
cardiac phenotype
,
pulmonary phenotype
Keyword:
初期経口併用療法
,
静注/ 皮下注薬を含む初期併用療法
,
atypical IPAH
,
cardiac phenotype
,
pulmonary phenotype
pp.261-267
発行日 2020年3月9日
Published Date 2020/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000182
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最新の肺高血圧症治療ガイドラインにおいては,肺動脈性肺高血圧症(PAH)に対する初期併用療法の重要性が特に強調されている。中リスクまでの患者であれば初期経口併用療法が,高リスクの患者であれば静注/ 皮下注薬を含む初期併用療法が行われる。ただし,高齢の患者においては左心疾患の要素や肺疾患の要素を併せもっていることが多いため,このような患者に対しては安易に初期併用療法を行うべきではない。
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