Japanese
English
症例
術後5年目に膵転移をきたしたstageⅣ胃癌の1例
A case of stageⅣ gastric cancer with pancreas metastasis after 5 year from surgery
原田 剛佑
1
,
久我 貴之
1
,
矢野 由香
1
,
上田 晃志郎
2
,
佐野 史歩
3
,
井口 智浩
3
T. Harada
1
,
T. Kuga
1
,
Y. Yano
1
,
K. Ueda
2
,
F. Sano
3
,
T. Inokuchi
3
1長門総合病院外科
2周東総合病院外科
3長門総合病院外科
キーワード:
胃癌
,
StageⅣ胃癌
,
膵転移
Keyword:
胃癌
,
StageⅣ胃癌
,
膵転移
pp.74-78
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_74
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はじめに 近年,診断・治療の進歩によりstageⅣ胃癌の予後は改善してきているものの,5年生存率はいまだ7.2%と低い1).転移性膵腫瘍はまれであるが,孤立性転移であれば切除することで長期予後が得られるという報告がある2~4).今回われわれは,腹膜転移を有するStageⅣ胃癌に対し,術後化学療法中にきたした膵転移を切除することで長期予後が得られた症例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019