Japanese
English
臨床経験
急性虫垂炎の保存的治療後における再燃予測因子に関する検討
Prognostic factors for predicting recurrence of cases of acute appendicitis undergoing conservative therapy
宮田 隆司
1
,
藤原 優太
1
,
西島 弘二
1
,
二上 文夫
1
,
中村 隆
1
T. Miyata
1
,
Y. Fujiwara
1
,
K. Nishijima
1
,
F. Futagami
1
,
T. Nakamura
1
1金沢赤十字病院外科
キーワード:
急性虫垂炎
,
保存的治療
,
再燃
Keyword:
急性虫垂炎
,
保存的治療
,
再燃
pp.68-73
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_68
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急性虫垂炎は日常診療においてもっとも頻度の高い急性腹症の一つであり,治療は手術が標準とされる1,2).しかし,近年は抗菌薬の進歩もあり,臨床症状や検査所見から保存的治療を選択することが増加している3,4).一方それに伴い,保存的治療が奏効した場合でも,比較的早期に急性虫垂炎が再燃する症例も増加している2,5,6).今回,当院で急性虫垂炎に対し保存的治療を選択した症例を後方視的に調査し,急性虫垂炎再燃の予測因子について検討した.
© Nankodo Co., Ltd., 2019