Japanese
English
特集 StageⅣ 胃癌の治療戦略Update
II. 各論
9.StageⅣ胃癌に対する緩和手術
Palliative surgery for stageⅣ gastric cancer
加野 将之
1
,
松本 泰典
1
,
水藤 広
1
,
豊住 武司
1
,
大塚 亮太
1
,
蔵田 能裕
1
,
村上 健太郎
1
,
早野 康一
1
,
上里 昌也
1
,
林 秀樹
1
,
松原 久裕
1
M. Kano
1
,
Y. Matsumoto
1
,
H. Suito
1
,
T. Toyozumi
1
,
R. Otsuka
1
,
Y. Kurata
1
,
K. Murakami
1
,
K. Hayano
1
,
M. Uesato
1
,
H. Hayashi
1
,
H. Matsubara
1
1千葉大学
キーワード:
胃癌
,
stageⅣ
,
緩和胃切除
,
胃空腸バイパス
Keyword:
胃癌
,
stageⅣ
,
緩和胃切除
,
胃空腸バイパス
pp.363-368
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_363
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症状を伴わないstageⅣの胃癌に対する標準治療は化学療法とされている.遺残腫瘍のある減量手術の選択肢はなく,手術先行治療としての胃切除術の選択肢はきわめて限られたものとなっている.しかしながら,切迫する症状を有する症例に対する手術介入は生活の質(QOL)の改善につながるのみではなく予後改善にも資すると報告されている.本稿では,切迫する症状を有するstageⅣ胃癌に対する手術介入について概説する.
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