Japanese
English
特集 肝胆膵の転移性腫瘍
総説
肝胆膵の転移性腫瘍―画像診断
Imaging of metastases from liver,gallbladder and pancreas
熊野 正士
1
,
岡田 真広
2
,
柳生 行伸
2
,
今岡 いずみ
2
,
石井 一成
2
,
足利 竜一朗
2
,
細野 眞
1
,
村上 卓道
2
Seishi KUMANO
1
,
Masahiro OKADA
2
,
Yukinobu YAGYU
2
,
Izumi IMAOKA
2
,
Kazunari ISHII
2
,
Ryuichiro ASHIKAGA
2
,
Makoto HOSONO
1
,
Takamichi MURAKAMI
2
1近畿大学医学部 高度先端総合医療センター PET診断部門
2近畿大学医学部 放射線医学講座 放射線診断学部門
1Secction of PET,Institute of Aduauce Medichire,Kinki University School of Medicine
2Department of Radiology,Kinki University School of Medicine
キーワード:
肝転移
,
胆囊転移
,
膵転移
Keyword:
肝転移
,
胆囊転移
,
膵転移
pp.585-591
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100302
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
転移性肝癌の診断において,既に原発巣がわかっている場合には,存在診断が重要であり,もし転移があれば,治療方針を決定するためにサイズ,個数を正確に評価しなければならない.転移性肝癌の検出には,造影CTで検索することが多いが,SPIO造影MRIを組み合わせることで診断能が向上する.また,近年ではGd-EOB-DTPAが発売され,より小さな病変が指摘できるようになった.FDG PET-CTは良性病変との鑑別や治療後効果判定に役立つ.胆囊転移は非常に稀であるが,膵転移は比較的目にすることが多い.膵転移は腎細胞癌からの転移が多いが,術後10年以上の経過で見つかることも少なくなく,注意が必要である.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.