症例
腸管気腫症と腹腔内遊離ガスを伴った鼠径ヘルニアの1例
小田切 理
1
,
稲葉 行男
1
,
柴崎 弘之
1
,
滝口 純
1
,
佐藤 清
1
,
林 健一
1
1山形県立河北病院外科
キーワード:
腸管気腫症
,
腹腔内遊離ガス
,
鼠径ヘルニア
Keyword:
腸管気腫症
,
腹腔内遊離ガス
,
鼠径ヘルニア
pp.1413-1416
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka79_1413
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はじめに 腸管気腫症(pneumatosis intestinalis:PI)は腸管壁内に含気性囊胞が出現する疾患で,腸管壊死・穿孔が否定できれば保存療法で治癒することが多い.今回われわれはPIに加えて腹腔内遊離ガス,腹水貯留を合併した鼠径ヘルニアの1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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