症例
腸管気腫症をきたしたIgA血管炎の1例
秋田 充代
1
,
中川 権史
1
,
佐藤 結衣子
1
,
加藤 健太郎
1
,
嵯峨 謙一
2
,
佐藤 正人
2
,
秦 大資
1
1公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院小児科
2同小児外科
キーワード:
IgA血管炎
,
腸管気腫症
,
PCI
Keyword:
IgA血管炎
,
腸管気腫症
,
PCI
pp.921-925
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001355
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腸管気腫症(pneumatosis cystoides intestinalis:PCI)は消化管の粘膜下や漿膜下に含気性小嚢胞が貯留する比較的まれな疾患である.無治療で自然軽快するものから腹腔内遊離ガスを呈し急性腹症の診断で緊急手術を要するものまで経過はさまざまである.今回われわれは,IgA血管炎の治療中に発症し保存的治療により軽快したPCIの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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