症例
エコーが診断に有用であった背部腫瘤を認めない
上腰ヘルニアの1例
西村 元伸
1
,
平松 和洋
1
,
加藤 岳人
1
,
柴田 佳久
1
,
吉原 基
1
,
青葉 太郎
1
1豊橋市民病院一般外科
キーワード:
上腰ヘルニア
,
腰ヘルニア
,
Grynfeltヘルニア
Keyword:
上腰ヘルニア
,
腰ヘルニア
,
Grynfeltヘルニア
pp.1409-1412
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka79_1409
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はじめに 腰背部における解剖学的抵抗減弱部位として上腰三角部,下腰三角部が知られており,まれに同部位よりヘルニアが発生する.通常,同部位に還納可能な腫瘤を認めるためヘルニアの診断をつけることは容易であるが,今回腰背部の疼痛を主訴に来院し,同部位に腫瘤を認めず,エコーが診断に有用であった1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2017