運動器疾患に対する最小侵襲手術
骨折手術 長管骨 小児大腿骨骨幹部骨折に対する皮下プレート法
土屋 大志
1
,
和田 郁雄
,
服部 一希
,
向藤原 由花
,
林 義一
,
勝田 康裕
,
近藤 章
,
西 源三郎
1愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
内固定法
,
骨板
,
大腿骨骨折
,
最小侵襲手術
Keyword:
Bone Plates
,
Femoral Fractures
,
Fracture Fixation, Internal
,
Radiography
,
Range of Motion, Articular
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
pp.140-145
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2011225831
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小児大腿骨骨幹部骨折に対し、minimally invasive plate osteosynthesis法でlocking comoression plateを皮下に設置する内固定を行った4例5肢(男児・8歳5ヵ月~13歳4ヵ月)の成績を報告した。骨折型はAO分類32-A3が4肢、B2が1肢で、全例外傷による骨折であった。術後平均4.6ヵ月でX線上骨癒合が全例に得られ、その後抜釘を行った。抜釘は容易に同一皮切で行うことができた。入院期間は平均31日で、その後復学した。合併症として2例に術後膝の可動域制限がみられたが、抜釘後に軽快した。1例が抜釘後1ヵ月で強く転倒し、スクリュー部で骨折を生じた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011