創外固定の原理と応用 基礎から新しい臨床展開まで
新たな展開 その他 最小侵襲プレート骨接合術を併用した下肢骨延長
土屋 大志
1
,
和田 郁雄
,
西 源三郎
,
多湖 教時
,
向藤原 由花
,
勝田 康裕
1愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院 整形外科
キーワード:
外固定器
,
下肢骨
,
関節炎-感染性
,
股関節
,
骨形成不全症
,
骨折-開放
,
内固定法
,
骨長延長法
,
骨板
,
大腿骨骨折
,
腓骨
,
最小侵襲手術
Keyword:
Arthritis, Infectious
,
Bone Lengthening
,
Bone Plates
,
Femoral Fractures
,
Fibula
,
Fracture Fixation, Internal
,
Fractures, Open
,
Hip Joint
,
Osteogenesis Imperfecta
,
External Fixators
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Bones of Lower Extremity
pp.92-97
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2009181712
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最小侵襲プレート骨接合術併用の下肢骨延長を行った5例6肢(男3例・女2例・4~34歳)の成績を報告した。内訳は大腿3肢、下腿3肢で、疾患は先天性疾患1例、小児期の感染・外傷後の変形・脚長差4例であった。単純な骨延長は2肢、回旋を含めた矯正変形併施は4肢であった。手術手技は、まずlocking compression plateを挿入し、次いでTaylor Spatial Frame(TSF)創外固定器を装着し骨切りを行った。TSFの矯正プログラムに従って目標の骨延長・変形矯正を終了した後、小切開でプレートを固定し、TSFを抜去した。延長量は20~80mm、TSF装着期間は48~168日、External fixation indexは12~27.3日/cmであった。治療中の1例を除き全例骨形成が得られた。プレート変更後の合併症としては感染1肢、アライメントの変化1肢を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2009