発行日 2003年10月24日
Published Date 2003/10/24
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004069939
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ループロッドベンダーの操作をより簡便なものとすため,次のようなコンセプトのもと新たなベンダーを作製し臨床使用したところ,利便性は良好であったが幾つかの問題点も明らかになった.1)卓上とすることで安定感をもたせる.2)ベンダーとロッドの固定部を可動式とすることで後頭骨-頸椎間の多様なカーブに対応できるようにする.3)採型にあたり,矢状面アライメントの採型を優先することで,後頭骨ループを介して2本のロッド間に生じる捻じれを最小限にとどめる.4)矢状面での二次元的採型は可動性のあるスライド式ハンマー型プッシャーで行い,ロッドのあらゆる部位でのベンディングを可能にする.5)固定範囲が長大となる症例があることも考慮し,長いサイズのロッドにも対応可能とする
©Nankodo Co., Ltd., 2003