発行日 2003年10月24日
Published Date 2003/10/24
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004069938
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術中X線透視画像を用いる新しいナビゲーションシステムvirtual fluoroscopy(FluoroNav:メドトロニックソファモアダネック社)を使ったナビゲーションの実際について述べた.本システムは,モニターを備えたコンピュータワークステーション,赤外線カメラ,及びイメージインテンシファイアーのCアームに設置するキャリブレーションターゲットで構成されている.術中使用する器具として,発光ダイオードを有するリファレンスフレームと各種のプローブがあり,赤外線を介してプローブ先端の位置情報を術中リアルタイムに二次元画像で知ることができる.これ迄に腰椎変性疾患手術17例に使用し,椎弓根スクリューの誤穿刺は一度も発生していない.術中放射線被曝線量は,術中X線透視のみを使用した場合に比べて1/10以下であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003