発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005140056
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1998年1月から2002年12月までに\-Nail,CHY-Nailを用いた手術を施行した大腿骨転子部骨折を対象とし,治療成績を比較・検討した.\-Nail施行例(\群)は36例,平均83歳,CHY-Nail施行例(CHY群)は13例,平均86歳であり,それぞれの骨折型,手術時間,輸血量,術後後治療,歩行能力,入院期間,経過観察期間,X線所見,合併症について比較した結果,\群では手術時間は15分,入院期間は4日間短縮されたが,手術時間以外の項目では有意差を認めなかった.\群では手技的に簡素であり,患者の年齢が比較的若く,安定型が多く含まれていたことから手術時間と入院期間が短縮され,高い歩行維持率に繋がったと考えられ,\群とCHY群を合せた結果と諸家の成績を比較しても,同等以上の満足ゆく結果が得られた
©Nankodo Co., Ltd., 2005