発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2011306545
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Gamma 3 nailを用いて髄内釘手術を施行した大腿骨転子部・転子下骨折38例38股(A群)と、intertrochanteric antegrade nailを用いて髄内釘手術を施行した大腿骨転子部・転子下骨折33例33股(B群)について比較した。その結果、術中出血量は両群で差はなく、手術時間はA群で有意に短く、テレスコープ量はB群で有意に少なかった。術後合併症として、A群で術後早期に転倒してネイル遠位で大腿骨骨幹部骨折を呈し、再手術を要した症例を1例認めた。B群では、ラグスクリューの骨頭上方へのカットアウトを来たして人工骨頭全置換術を行った症例を1例認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011