発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006314599
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大腿骨転子部骨折に対するAO proximal femoral nail anti-rotation(PFNA)の使用経験から,利点と問題点について検討を行った.男性12例,女性38例の50例50肢(平均年齢83.6歳)を対象とした結果,1)ブレード挿入前後の比較で,挿入後に骨折部が離開した症例が11例あった.2)若年者や壮年男性など骨質の良好な患者では,より骨折離開が起こりやすいことが予想され,適応については慎重に検討するべきであると考えられた.3)全例において重大な合併症は認められず,AO PFNAは大腿骨転子部骨折の血用について,有用なインプラントの1つであると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2006