発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015390513
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70歳男。腹痛、血便を主訴に当科紹介となった。下部消化管内視鏡ではS状結腸に全周性の3型腫瘍を認め、それより口側への内視鏡の通過は不可能であった。腹部CTではS状結腸に腫瘍による全周性の壁肥厚を認め、下行結腸脾彎曲部からS状結腸には浮腫状の壁肥厚がみられた。以上より、閉塞性大腸炎を合併したS状結腸癌と診断し、結腸左半切除術およびD3郭清を施行した。術後合併症は認めず、経過良好にて術後11日目に退院した。
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