発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013380260
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例は84歳女性で、軽度の腹痛を主訴に、急性腹症の疑いにて当科入院となった。臨床経過や腹部X線、腹部CT所見より、腹腔内遊離ガスを伴う腸管嚢腫様気腫症と診断し、腹部症状が軽度であったため、絶食による腸管の安静と抗生物質の投与で経過観察とした。入院後、発熱や腹部症状の悪化は認めず、保存的治療のみで軽快が得られた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013