発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015022594
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87歳女。腹部膨満感を主訴とした。筋性防御は認めなかったが、腹部CTにて遊離腹腔のガス像を認め、小腸壁の嚢状の気腫像を認めた。腸管気腫症および気腫が一部穿孔したと考え、厳重に経過観察した結果、第4病日にはCTにて遊離ガス像が減少した。同日経口摂取を再開したが発熱を認めたため再度絶食とし、第14病日にCTにて腸管気腫状変化の消失を確認して経口摂取再開とした。その後全身状態良好で第21病日に軽快退院した。
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