発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012123287
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81歳女。右下腹部痛、腰痛を自覚し、腹部CTなどで回腸と思われる小腸内に有茎性の腫瘤を認めた。腹腔鏡補助下小腸部分切除術を行ったところ、回腸末端より約40cmの部位に可動性のある腫瘍を確認した。切除摘出した標本は有茎性腫瘤で、頂部は腫大し、びらんを認めた。ポリープ表面の粘膜下層に腫瘍は認めず、静脈とリンパ管の拡張を伴った疎性結合織を認めた。また、線維性組織の増生を認めず、ポリープ内に筋層は含まれていないことなどから、Muco-submucosal elongated polypと診断した。
©Nankodo Co., Ltd., 2011