Japanese
English
増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022
疾患
下部消化管
CMSEP(colonic muco-submucosal elongated polyp)
CMSEP(colonic muco-submucosal elongated polyp)
髙津 典孝
1
,
八尾 建史
2
,
二村 聡
3
1福岡大学筑紫病院炎症性腸疾患センター
2福岡大学筑紫病院内視鏡部
3福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科
キーワード:
正常粘膜で被覆
,
細長い有茎性
Keyword:
正常粘膜で被覆
,
細長い有茎性
pp.629
発行日 2022年5月24日
Published Date 2022/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202813
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1994年に,真武ら1)は粘膜と粘膜下組織から成る長い有茎性ポリープの4例を報告し,これらをCMSEP(colonic muco-submucosal elongated polyp)と呼称することを提唱した.CMSEPは今日,確立した一つの疾患概念として定着している.
内視鏡的特徴は,正常粘膜で被覆された細長い有茎性の病変で,その外観は茶さじ様,棍棒様,土筆様,太鼓ばち様などと形容される(Fig.1,2).また,表面に発赤やびらんを伴ったり,頭部に数条の溝から成る皺様の外観を認めたりすることもある.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.