発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008008487
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84歳女性。患者は上腹部痛を主訴にはじめ著者らの施設にある消化器科を受診、腹部CTにて胆石と右下腹部に約4cmの嚢胞性腫瘤を指摘され、手術目的で著者らの外科へ紹介となった。所見では腫瘍マーカーは異常を認めず、精査にて腸間膜腫瘍および胆石症と診断され、腹腔鏡補助下に胆嚢摘出術および小腸部分切除術が行なわれた。その結果、病理組織学的に小腸間膜原発の良性神経鞘腫と診断され、術後2年2ヵ月経過現在、再発はみられていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2007