発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008008486
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62歳男性。患者は血便および腹痛を主訴とした。大腸内視鏡検査では直腸S状部に6×4cm大の3'型腫瘍が認められ、生検にてgroup Vの神経内分泌細胞癌が疑われた。一方、腹部CTでは所属リンパ節の腫大がみられ、下大静脈から右総腸骨静脈に浸潤を認めたが、他臓器への転移は認めなかった。治療として低位前方切除術を施行した結果、病理組織学的に本症例は直腸内分泌細胞癌と診断され、術後は経過良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007