発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002071557
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72歳男.多量の黒色便を認めた.腹部CT検査で左腎前部に直径約3cmの腫瘤像を認め,上腸間膜動脈造影所見で第1空腸枝を栄養動脈とする直径3cmの腫瘍濃染像が認められ,小腸腫瘍と診断し開腹術を施行した.摘出標本は空腸の壁外性に発育する腫瘤で,割面は充実性で空腸粘膜面には出血斑がみられた.病理組織学的所見から空腸原発の神経原性GISTと診断された.術後経過は良好で,現在外来で経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2001