発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002071553
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Gastrointestinal stromal tumor(GIST)の悪性度診断には,従来から腫瘍径や核分裂像が用いられていたが,これらだけでは,予後が判断できない症例も多かった.現在,予後と高い相関を示し,有力な独立予後因子と考えられるのはテロメラーゼ活性とc-kit遺伝子変異である.ただ,術前に測定することが困難なので,臨床的には,腫瘍の発生部位,大きさに,腫瘍の増大速度,腫瘍内血流を加えて判断することになる
©Nankodo Co., Ltd., 2001