発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002081943
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49歳男.39歳時に十二指腸潰瘍による幽門狭窄で胃切除術を受けており,今回嚥下困難を主訴とした.食道透視検査,内視鏡検査,胸部CT検査,気管支鏡検査などから,食道重複症の術前診断で手術となった.腫瘤は広基性で食道筋層に包まれ,食道と強く癒着していた.食道筋層を切開し,正常食道粘膜と強く癒着する筒状多房性嚢胞を切除した.病理組織学的所見から食道重複症と診断し,術後経過良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001