発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002088682
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57歳男.1992年に急性心筋梗塞で心臓カテーテル検査,冠動脈狭窄に対するpercutaneous transcatheterial angioplastyが繰り返し行われ,パナルジン,ワーファリンなどの抗血栓・抗凝固療法が続けられていた.1999年に右上肢の腫脹と疼痛が出現ししびれを伴った.超音波検査所見,血管造影検査所見から,心臓カテーテル時のシース穿刺部に発生した仮性動脈瘤の診断で,静脈麻酔併用下局所麻酔にて手術を施行した.手術所見から動静脈瘻に合併した仮性動脈瘤と判断した.知覚異常が残存したため,現在リハビリ通院中である
©Nankodo Co., Ltd., 2001