発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017404476
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82歳女性。意識レベルの低下を主訴に前医へ救急搬送され、造影CTにてStanford A型急性大動脈解離と診断後、手術目的で当院へ転院となった。術前造影CT所見より、心タンポナーデを伴う逆行性Stanford A型急性大動脈解離と診断され、開窓ドレナージおよび胸部大動脈ステントグラフト内挿術によるエントリー閉鎖を同時に施行した。術後10日目の造影CTではエントリーの完全な閉鎖と偽腔の消退を認め、経過良好にて術後17日目に紹介病院へ転院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2017