発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016152993
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90歳男。排便困難を主訴に、近医にて直腸癌を疑われ当科紹介となった。内視鏡および生検、胸腹部CT所見より、stage IIIaの直腸癌と診断し、腹会陰式直腸切断術、D2郭清を行った。術後16日目に突然、心肺停止に陥り、直ちに蘇生処置が開始されるも約1時間後に死亡した。臨床経過とAI所見から、本症例は特発性胸部大動脈破裂による左胸腔内への大量出血で死亡したと判断された。
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