臨床経験
大動脈弁輪拡張症,広範囲胸部大動脈瘤に対する二期的治療中に偶然に診断された巨細胞性動脈炎
吉川 英治
1
,
大野 暢久
,
羽室 護
,
吉澤 康祐
,
今井 健太
,
長門 久雄
,
当麻 正直
,
藤原 慶一
1京都大学 心臓血管外科
キーワード:
C-Reactive Protein
,
赤血球沈降速度
,
巨細胞性動脈炎
,
大動脈破裂
,
大動脈瘤-胸部
,
致死的転帰
,
大動脈置換術
,
偶発的発見
,
Bentall手術
,
胸部CT
,
大動脈弁輪拡張症
Keyword:
Aortic Rupture
,
Blood Sedimentation
,
C-Reactive Protein
,
Giant Cell Arteritis
,
Fatal Outcome
,
Aortic Aneurysm, Thoracic
,
Incidental Findings
pp.1079-1083
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015042051
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78歳男。大動脈弁輪拡張症を伴う広範囲胸部大動脈瘤に対してBentall手術と弓部大動脈人工血管置換術を行い、二期的にステントグラフト内挿術(TEVAR)を予定していたが、初回手術の術中標本所見から巨細胞性動脈炎と診断された。二期的手術の待機中に残存瘤破裂をきたし、緊急にTEVARを行ったが、術中に死亡した。
©Nankodo Co., Ltd., 2014