発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013179920
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症例は71歳男性で、発熱、腰痛を主訴に、当科精査入院となった。入院時、血液検査では炎症反応の上昇を認め、静脈血培養検査でペニシリン感受性肺炎球菌が検出された。経食道心エコー・胸部CT・腰椎MRI所見より、化膿性脊椎炎を合併した三尖弁感染性心内膜炎(IE)と診断し、抗生物質投与を開始したが感染の制御が困難であったため、4日後に内視鏡下椎間板摘出術、その3日後に三尖弁手術を行った。術後も抗生物質投与を継続し、術後36病日に軽快退院となった。退院後3年経過した現在、IEおよび化膿性脊椎炎の再燃は認めない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013