発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013179921
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症例は62歳男性で、声門上癌(扁平上皮癌)治療後の経過観察中であったが、11ヵ月後のPET-CT検査にて中縦隔の腫瘍を指摘され当科紹介となった。胸部CTでは上縦隔の大動脈弓下に径2cm大の腫瘤を認め、PETでは同腫瘤に一致してFDGの異常集積がみられ、悪性疾患の可能性が否定できず、胸腔鏡下腫瘤摘出術を施行した。病理組織学的に動脈管索部に孤立発生した異所性胸腺腫と診断され、術後経過良好で、第3病日に軽快退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013