発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2012171420
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70歳男性。咳嗽を主訴に近医を受診、胸部異常陰影を指摘され、著者らの施設へ紹介となった。胸部画像所見および気管支鏡下肺生検を行ったところ、右下葉肺腺癌と診断されたが、手術にて肺門リンパ節転移が認められた。そこで、右肺全摘術が施行された結果、病理組織学的にIIB期の肺腺癌で、術後は補助化学療法としてCBDCA+GEM投与を開始したが、3コース目に肺炎を呈し治療は中止された。だが以後、手術から8ヵ月目のFDG-PET、下部消化管内視鏡検査、生検にて直腸転移を認め、腹会陰式直腸切断術が施行された。
©Nankodo Co., Ltd., 2012