発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009234163
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32歳男性。患者は約6ヵ月前に肺炎にて著者らの施設へ入院となったが、胸部造影CTにて前縦隔腫瘍が発見され、精査加療目的に呼吸器外科へ紹介となった。胸部CTでは腫瘍は前縦隔のやや左側に存在し、腫瘍は長径約3cmの楕円形であり、境界明瞭、辺縁は整で、ごくわずかに均一に造影された。MRIにて充実性腫瘍を認め、胸腺腫と考え、胸腺全摘術が施行された。その結果、病理組織学的に胸腺原発のlipofibroadenomaで、正岡分類I期と診断された。
©Nankodo Co., Ltd., 2009