発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009016930
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17歳女性。患者は発熱と全身倦怠感を主訴に他院を受診、大動脈弁位感染性心内膜炎(IE)が指摘され、手術加療目的に著者らの施設へ転院となった。精査の結果、大動脈弁・僧帽弁活動期IEと診断され、Ross手術および僧帽弁形成術が施行された。しかし、術後に左頭頂葉の脳出血が発症し、右半身不全麻痺となったが、リハビリテーションにて軽快した。その後は経過良好で、術後66日目に軽快退院となった。現在は感染再発の徴候なく弁機能も良好である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008