発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2007226683
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症例は63歳女性で、約3年前より肝硬変・肝細胞癌に対する内科的療法で加療中であったが、呼吸困難が出現し、緊急搬送となった。心臓超音波では右房内と右心室を移動する径30×15mm大の腫瘍を認めたため、緊急手術を施行した。手術所見では下大静脈からの連続性を持たない右房内腫瘍が確認され、腫瘍切除術を行った。病理組織学的に肝癌原発転移性心臓腫瘍と診断した。術後経過良好であり、術後7日目に肝癌に対する治療目的で転院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2007