発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2007094866
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43歳男性。患者は大動脈弁置換術後の人工弁感染性心内膜炎(PVE)に対するtranslocation手術から5年後、労作時息切れが出現し、新たな拡張期雑音を指摘され入院となった。心エコーでは中等度以上の逆流所見、血管造影では弁付きグラフト後方の大動脈-左室交通症を認め、手術を行った。手術所見では、人工血管吻合部に仮性動脈瘤を認め、両側内胸動脈を用いて再translocation手術を行った。その結果、術後はグラフト吻合部などに問題はみられず、良好な経過が得られた。
©Nankodo Co., Ltd., 2006