発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004272964
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75歳女.労作性胸痛の増悪を主訴に受診した.狭心症を疑い,冠状動脈造影(CAG)目的で入院した.CAGで左前下行枝(LAD)近位部と右冠状動脈入口部狭窄病変を認め,心拍動下に2枝CABG(左ITA(LITA)-LAD,右ITA(RITA)-RAD)を施行した.術後経過は良好であったが,術後30日に施行したCAGで,RITAの血流不全を認めた.再手術として,大伏在静脈を用いて右鎖骨下動脈から右冠状動脈セグメント3への吻合を行った.術後経過は良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004