発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2006269249
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胸部X線では描出困難な触知不能小型肺病変10例15病変に,CTガイド下マーキングと術中軟線撮影を組み合わせて手術を行った.手術当日,CTガイド下に病変をマーキングし,切除標本には軟線撮影を行った.マーキングを行うことができた12病変全てで病変の局在を確認できた.病変の位置を確認できなかった3病変は炭粉沈着が高度な症例,癒着剥離に時間を要した症例であり,術中透視により病変位置を確認できた.切除標本の軟線撮影では,15病変全てに腫瘤陰影を認めた.この方法は有用で,臨床応用も簡便であると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2006