発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2006128228
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4歳女児.2週間前から持続する発熱と咳嗽を契機に近医より紹介され,右中・下葉肺炎との診断にて入院となった.入院2日目に胸部X線所見にて右胸水貯留を認め,胸腔ドレナージと抗生物質により炎症所見は改善したが入院11日後には右肺炎と膿胸腔の多房化を認めた.外科にて胸腔鏡補助下膿胸腔掻爬ドレナージを施行し,術後21日にてCTにより膿胸腔は縮小し右肺の膨張は改善したことを確認できた.術後34日に退院したが,術中の気瘻閉鎖に対してPGAフェルトとフィブリン糊の併用が有用であった
©Nankodo Co., Ltd., 2006