発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005290836
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38歳女性.患者は右卵巣嚢腫の経過観察中に血清CEAの高値,胸部X線にて異常陰影を指摘され,著者らの施設へ紹介となった.胸部CTでは右肺門部に腫瘤状陰影を認め,気管支鏡による生検で原発性肺腺癌(管状型腺癌)と診断された.第5肋間開胸下に右上・中葉切除術,縦隔リンパ節郭清術を施行したところ,腫瘍は6×5×3cm大で,病理組織学的に粘表皮癌pT2N0M0,IB期と診断された.術後1年3ヵ月経過現在,再発はみられず,経過良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2005