発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005089245
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55歳男.3年半前にStanford A型大動脈解離に対して上行・弓部大動脈全置換術を行い,その際に上行大動脈中枢側解離部位の補強のためにgelatin-resorcin-formalin(GRF)を使用した.今回,CTで中枢側の再解離を認め,Bentall手術による大動脈基部再建を要した.再解離した部位が初回手術時にGRFを用いた部位と一致することや解離腔の病理組織所見から,再解離にGRFが関与していた可能性が示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2004