発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004182203
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48歳女性.患者は左鼠径部滑膜肉腫に対する腫瘍切除術,広範子宮全摘術後の12年後に胸部X線で異常陰影を指摘され,著者らの施設へ紹介入院となった.入院時,胸部X線で左中肺野縦隔側に6cm大の腫瘤陰影を認め,胸部CTでは左舌区に心外膜に接する腫瘤陰影が認められた.洗浄細胞診にて分化型腺癌または小細胞癌が疑われ,手術を行った結果,術中迅速病理診断にて滑膜肉腫の肺転移の診断が得られたため,左上葉区域切除術を施行した
©Nankodo Co., Ltd., 2004