転移性肺腫瘍の外科治療
骨・軟部悪性腫瘍肺転移例に対する治療
天白 宏典
1
,
高尾 仁二
,
島本 亮
,
村嶋 秀市
,
山門 亨一郎
,
中村 知樹
,
松峯 昭彦
,
新保 秀人
1三重大学
キーワード:
Ewing肉腫
,
横紋筋肉腫
,
滑膜肉腫
,
骨腫瘍
,
骨肉腫
,
再手術
,
脂肪肉腫
,
生存率
,
軟骨肉腫
,
軟部組織腫瘍
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
平滑筋肉腫
,
無病生存
,
組織球腫-悪性線維性
,
Kaplan-Meier法
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Bone Neoplasms
,
Chondrosarcoma
,
Leiomyosarcoma
,
Liposarcoma
,
Lung Neoplasms
,
Pneumonectomy
,
Rhabdomyosarcoma
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Reoperation
,
Sarcoma, Ewing
,
Osteosarcoma
,
Sarcoma, Synovial
,
Survival Rate
,
Disease-Free Survival
,
Histiocytoma, Malignant Fibrous
,
Kaplan-Meier Estimate
pp.311-314
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013219801
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著者らが経験した骨・軟部悪性腫瘍肺転移43例(男性24例、女性19例、年齢12~86歳、平均年齢47.3歳)の治療成績を検討した。治療方法は手術単独(O群)が12例、RFA単独(R群)が16例、手術+RFA併用(OR群)が13例、放射線療法2例であった。その結果、1)全体の5年生存率は24.5%であったが、無病期間(DFI)が1年以上の症例(17例)の5年生存率は50.2%、1年未満の症例(26例)の5年生存率は6.1%と、両群間で有意差が認められた。2)O群、R群、OR群の3群間の比較では両側転移例はO群で有意に少なく、治療病変数はOR群で有意に多かったが、予後に関しては3群間で有意差はみられなかった。
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