発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013186593
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47歳男性。検診の胸部X線にて異常陰影を指摘され、他院にて良性腫瘍として経過観察されていたが、胸部陰影の改善は認められず、7ヵ月後、気管支鏡検査にてMALTリンパ腫を疑い、著者らの施設へ紹介となった。確定診断および治療目的で胸腔鏡下右中葉切除術を施行したところ、病理組織学的に肺MALTリンパ腫の診断に至った。以後、免疫組織化学染色にてCD20陽性が確認されたため、術後補助療法としてrituximab単剤毎週投与を4コース行った結果、術後9ヵ月現在、再発はみられていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013