発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004164384
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低体温循環停止法を補助手段に用いて左開胸により胸部下行及び胸腹部大動脈置換手術を実施した115例の治療成績を検討した結果,病院死亡6例,脊髄麻痺2例の成績であった.低体温循環停止法は中枢神経を始めとする臓器保護に有利であり,鉗子が不要なため良好な視野で確実な吻合操作が可能である.今後は,術前にAKAを描出し術中確実に再建することにより,脊髄麻痺の合併症を著しく減少させることが期待される
©Nankodo Co., Ltd., 2004