発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004164383
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6例の患者に大動脈造影下CT angiographyを行い,Adamkiewicz(AKA)の同定後,手術を施行した.胸部下行大動脈置換を2例に,胸腹部大動脈置換を4例に行った.6例全例でAKAの同定が可能であり,1例において,AKAと肋間動脈の連続性が一部不明瞭になっていた.この症例では,狭小化した真腔からの肋間動脈に既に側副血行が発達していた可能性を考慮し,4対の肋間動脈を再建した.また他の1例では2本のAKAを認めた.6例の平均体外循環時間は168±48分,平均再建肋間動脈本数1.8±1.4対であった.6例全例が対麻痺なく軽快退院した
©Nankodo Co., Ltd., 2004